最近、心が荒れていませんか?

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人間、余裕がなくなると心も荒みます。意識したいのは、3つの余裕――お金、仕事、人間関係についてです。この3つが欠けると、人はあっという間にバランスを崩します。余裕のない人は、自分のことで精一杯なので周囲に気を配る余力がありません。結果として、無意識のうちに周りに不快な思いをさせてしまいます。さらに、不満が溜まりに溜まっているため、憂さ晴らしのように下品な言動をまき散らす――そんな残念な人になってしまいます。お金に余裕がなければ、生活は窮屈になります。パートナーを楽しませるにも限度があります。頭を使えば何とかなる?いや、その使う頭すら疲弊してしまいます。人間関係もこじれ、私生活がうまくいかず、結果的に仕事にも支障をきたします。まさに踏んだり蹴ったり、というやつです。

では、どうすればいいのでしょうか。答えはシンプルで、自分を省みることから始めるしかありません。人に迷惑をかけないためにも、最低限の余裕は持っておきたいものです。余裕は、人としてのマナーの一つです。余裕のない人の多くは、考える力が足りません。そもそも考えるための知識がない場合もあります。思考力があれば、自分の言動が周囲にどんな影響を与えるか、少なくとも想像はできるはずです。気配りの余裕がないと、自分さえ良ければいいという甘えに陥ります。そして厄介なのは、本人に悪気がないケースです。自覚があれば修正できますが、悪気がない分、改善のきっかけすら掴めないわけで、これが一番タチが悪いのです。もし自分には余裕がないかもしれないと気づいたなら、その時点で問題の8割は解決しています。なぜなら、気づいた時点で考える余裕が生まれているからです。本当に余裕のない人は、他人に指摘されても、本を読んでも気づきません。むしろ怒り出して血圧が上がるだけです。挙げ句の果てに、指摘してきた相手の粗を探して、赤提灯で酒の肴にする――これが典型的なパターンでしょう。

傲慢さを一度脇に置いて、自分はどうだろう?と問える人は成長できると思います。一つ気づけたということは、一つ賢くなったということですから。自分の言動がどう伝わるかを考えられるようになると、世界の見え方が少し変わります。傲慢さは人の成長を阻むと思います。

3つの余裕のうち、お金について言えば、多いに越したことはありません。しかし、お金を稼ぐには、まず仕事がうまくいっていなければなりません。仕事とは、取引先に自分の付加価値を提供し、その対価としてお金を得ることです。サービスであれ、モノづくりであれ、最終的にそれを享受するのは人です。つまり、稼ぐには人の気持ちを理解する力が不可欠ということです。ユーザーや顧客の気持ちを想像できない人に、価値ある仕事はできません。そして、仕事がうまくいっていない人が、プライベートで良好な人間関係を築ける可能性も低いでしょう。なぜなら、相手の気持ちを汲む力が不足しているからです。お金、仕事、人間関係――この3つの余裕は、すべて繋がっていると思います。どれか1つ欠けると、他も揺らぐ構造なのです。

仮に今、お金がなく、仕事もうまくいっていないとしても、これから立て直せると思える人は、いつか必ず改善していきます。逆に、不貞腐れた瞬間にすべてが崩れ落ちます。磨くべきは見栄ではなく、自分自身です。余裕を持てる人ほど、周囲に優しく、自分にも強くなれると感じます。

参考文献:“器の大きな人”だけが持っている3つの余裕