お金は働く、でもあなたは?
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何にお金を使うかによって得られる効果、すなわちリターンは大きく変わります。自分自身の実力以上に信用できるものがあるとすれば、それは自分のお金です。お金は嘘をつかず、100%自分の意思通りに動いてくれます。そして、繰り返しになりますが、使い方を誤らなければ、使った分の効果や効用を確実に得ることができます。この信用に足るお金を、どのように活かして仕事をさせるかが重要です。肝心なのは、お金に「働かせること」であり、単に貯めておくだけでは意味がありません。
自分という一人の人間が働ける時間には限りがあり、所詮は24時間365日の時間の切り売りでしかありません。しかし、自分以外に駆動するエンジンの数を増やせば、得られる利益はその分だけ増やすことができます。つまり、自分以外のコンテンツ(=お金)に、いかに働いてもらうかが鍵となるのです。
『金持ち父さん貧乏父さん』にもある通り、金持ちはお金を使って資産を買い、貧乏人はお金を使って負債を買います。ここでいう資産とは、お金を生むものであり、負債とはお金を消費するものを指します。負債の代表例としては、いわゆる地位財が挙げられるでしょう。例えば、自己満足のために購入したマイホーム、高級車、時計などがこれに該当します。これらを買うこと自体が悪いわけではありません。しかし、一生をかけてこれらに投資し続けるのは、極めて非効率だという話です。金持ちへの道を目指すのであれば、お金を生み出してくれる株式のような金融商品に投資するほうが賢明でしょう。
ただし、その際に「儲かる話」などのお手軽なジャンク情報を鵜呑みにしないよう、本質を見極める力が求められます。新聞やテレビに限らず、SNSを含めたあらゆる情報は、発信者のバイアスがかかっています。発信者は情報源に対する忖度というノイズにまみれているため、注意が必要です。
他の記事でも繰り返し述べているように、自ら考える力がなければ、お金も情報も自分にとって有益に働いてくれません。どこかで得た情報を加工してブラッシュアップした知恵だけでなく、自分自身の経験に基づいた一次情報を織り交ぜることで、より実践的な知見となるでしょう。
そして、これだと思ったら即行動できる瞬発力も必要です。しかし同時に、表面的な情報に踊らされることのないよう、慎重に吟味する力も併せ持たなければなりません。
