リスペクトを核としたビジネスマナー

  • 記事

どのように相手をリスペクトしているかが重要です。これを忘れなければ、少なくとも再起不能になるような大きな失敗は避けることができるでしょう。
世の中には様々なマナーに関する書籍がありますが、それらを表面的に真似るだけでは、真のマナーとは言えないと思います。特に、社会人としての初期段階では、右も左も分からず、手取り足取り指導してくれるほど暇な先輩も珍しいでしょう。基本的なマナーを身に着けることですら、過去の経験に頼らざるを得ないことが多くなります。しかし、基本的なマナーはそんなに難しいことはなく、ある程度までであれば時間が解決してくれるます。一方で、基本を学んだ後、更に上の「再起不能を避ける」レベルを目指すにはどうしたらよいでしょうか?

そもそも、なぜマナーを身に付けるのかが明確になっているかが重要です。マナーは、しなければならないことではなく、なりたい自分が実践するものだ、という考え方です。

例えば、プライベートで訪れた飲食店で偶然有名人に遭遇した場合を考えてみましょう。憧れの人と写真を撮りたいと思うのは自然な反応です。しかし、その場での行動には慎重さが求められます。興奮して話しかけたり、写真を撮ることを求めたりするのは理解できますが、ファンサービスとして快諾してくれとは限りません。相手にもプライベートがあり、断られることもあります。断られる理由は、単にプライベートで来ているからという理由だけではないかもしれません。写真を撮ったあなたが、SNSに「○月○日△時に××××」と投稿してしまうのではないでしょうか。これはプライバシーの侵害に当たることを考慮出来ているかどうかです。
相手をリスペクトするとは、このような点に気を付けることではないかと思います。

社会人になったばかりの人も、経験豊富な人も、マナーを、守らなければならないものとして捉えるのではなく、なりたい自分が目指す姿に基づいてするべきもの、と捉えることでワンランク上のマナーが身に着くのではないでしょうか。マナーは一度で完成するものではなく、一生をかけて学び続けるものです。満足して停滞し、次の改善サイクルに進まないことが危険で、そうなると成長は止まってしまいます。マナーレベルも低いままということです。

チャンスを掴むためには貪欲さも必要ですが、忘れてはならないのは、相手を思いやる気持ちを持つことも同様に重要だと言えるでしょう。

参考文献:チャンスをつかめる人のビジネスマナー